大きめの部屋やスペースに最適サイズの対流型石油ストーブKS-67H。
ポータブルタイプ最大級の対流型石油ストーブの暖房能力は高く、選択肢にはぜひ入れておきたいモデルです。
2020年モデルのカラーバリエーションは白/黒(限定)の2色です。
トヨトミの対流型石油ストーブといえばレインボー。
あるいはその派生モデルでいろんなデザインのシリーズが有名です。
が、どちらかと言うとパーソナルサイズとも言えるレインボーでは能力が足りない時に使える、少し
大きなサイズの対流型もあります。
KS-67H
木造17畳まで対応できるモデルです。(レインボーは木造7畳まで)
一般向けではほぼ最大クラスで更に上だと業務用を視野に入れる必要があります。
少し大きめのリビング、リビング・ダイニング、吹き抜けリビング等に最適なサイズ。
ここではKS-67Hについての口コミをはじめ、上手な使い方、販売店など色んな情報を集めてみました。
目次
KS-67Hの口コミ評価を抜粋、考察してみます。
レビューの多く集まるアマゾンや楽天市場でも口コミ評価は非常に高く、多くの人がちゃんと満足感
を持てる能力なのは確かだと思います。
アマゾン :4.30
楽天市場 :4.48
ヤフーショピング:4.38
参考までに、レビュー数は少いながら辛口レビューの多い価格コムでの評価も4.54と良好。
アマゾンでは石油ストーブ部門では売上1位も取る人気があり、大手通販はどれもレビュー数が非常に
多い。
そのうえでの総合評価の高さなので、商品の性質からしても比較的すんなり受け取っていい評価だと
思います。
高評価の口コミ
大半がいい内容の評価ですが、参考になる内容が多いものを選んで載せます。
(口コミについては著作権の問題があるため、内容を変えずに一部表現を変えて掲載しています。)
デザインがよいことと木造17畳に対応しており購入。
思ったより軽く、小さいので、使いやすい。
問題は、燃費が悪いことです。
タンク満タンで弱火でも、1日もたず給油の必要があります。
予想外にパワーがあり、温まるまであっという間です。
使用しているのは21畳のリビング。
デザインもよく、レトロ感覚でとてもオシャレ。
やかんを乗せれば加湿器代わり。
気になるのは、強いて言えば燃費が少し悪いことくらい。
20畳近いくある部屋を温めるため、このモデルを選びました。
災害等緊急の際に役に立つことも考えての購入です。
使ってみたら火力が非常に強く、部屋がすぐに温まります。
ただ、火力調整幅が小さく、弱火に出来ないので燃料が減るのが早い。
温度調整のために、暖まったら消す。
ヤカンのお湯はすぐ沸くので、沸いたら下ろすなどの対応が必要です。
低火力調整が出来るともっと良いです。
対流式のいいところで、障子越しの隣室6畳間も欄間から熱がまわって暖かく。
畳のにこたつ用の断熱タイプのラグを敷いて、ストーブを置いています。
ストーブの熱が足元まできてポカポカ。
早朝から9時ごろまでと、夕方4時ごろから寝るまでの使用。
燃料は6割くらいあれば一日持ちます。
居住地は瀬戸内海に面した関西地区です。
去年の冬、24畳のリビングダイニング、6畳の土間、4畳半の吹き抜け、吹き抜けに接した2階の8畳廊下、土間につながる約12畳の一屋を1台で暖房しました。
思った通り、2階に熱が溜まりますが、1階に向けてサーキュレーターで空気をまわすと、1階も温まります。
完全に冷えた状態から約3時間で薄着でもOKの温度になります。
高気密断熱住宅ではありません。断熱材はグラスウール、窓はペアガラスを使っています。
冬期、夕方から寝る前の11時くらいまでの使用で燃料代は13000円〜14000円/月くらい。
給油は2日に1回くらいでした。
乾燥した風を回して温めるエアコンより、ストーブのじんわりした暖かさのほうが好き。
見た目も可愛いらしく気に入っています。
ファンヒーターからストーブへの買換えを考えていて、レビュー評価が非常に高いこのモデルを見つけました。
デザインがレトロ調で、炎の反射がとても可愛くお気に入りです。
他のレビューにあるように給油方法が少し難しいのですが、それを差し引いても満足感が高いです。
給油の際、灯油のポリタンクを運ぶのが大変です。
給油タンクが別体のファンヒーターのほうが給油は手軽でした。
反射型と対流型は、点火や消火の際の臭いに大きく差があることは、どちらも使ったたことがあるので知っていました。
このモデルは出力が大きいので臭いの強さがやや心配でしたが、個人はあるでしょうけど私は気になりませんでした。
臭いが気にならないと、点火・消火が苦ではなくなるので、身体が暖まったら気軽に消すことができ、ずいぶんエコになります。最初の点火の際も不安定な燃焼が続く反射型とはちがい、音もなく静かにすばやく暖まりはじめてくれます。
ストーブの購入の際、多くの方は暖房性能については畳数(㎡)や出力(kW)、燃料消費量(L/h)などを参考に機種選定していると思います。
が、石油ストーブにはそれらに加え輻射熱という魅力ある能力があることを考慮する必要があります。
遠赤外線は人体に無害な波長の電磁波で、温風暖房のファンヒーターやエアコンとはそもそも暖房の原理が違います。
ポカポカと心地よく、身体に染入るような深みのある暖かさです.
ドライヤーで暖めるのと陽だまりの日光浴の暖かさとの違いです。
かなりの数のレビューに共通しているのはその暖かさに対する満足感の嵩さです。
暖かさに関する不満がほとんどないので、一般的な用途の場合、これぐらいの能力があれば条件が厳しくてもまかなえてしまうのかも知れません。
6.66KWというKS-67Hの暖房出力は小さいものではありません。
エアコンの暖房だと、15~18畳用クラスの最強出力になります。
このへんのエアコンの価格は10万以上が多く、20万オーバーのモデルもあります。
同じ出力で吹き抜け18畳のリビングを温める場合、その暖かさの実感は断然ストーブが上でしょう。
エアコンと違い、ストーブには空気を温めて間接的に熱を伝えるのと同時に赤外線によって空気を介さず
直接熱を伝える能力があります。
輻射熱と言われますが、この威力の大きさが暖かさの満足感の高さにつながっているのは間違いないと思
われます。
ストーブの良さはそこにあります。
同時によく見るのは燃費。
悪い!!と言っていますが、これは満タンにしても一日中つけていると当日中に給油の必要が出てくる
という面倒くささがこの印象を強く後押ししてるように思います。
えー!一日もたないのかよ!また給油かよ!
という感覚は、燃費に対して受ける印象は良くないでしょうね。
対流型は燃料タンクが別体ではないので、給油時大きなポリタンクを持ってこないといけませんし・・。
タンクの容量6.3Lというのはそんなに小さくないのですが、出力に対しては負けてる。
タンクが別体式だと、もっとずっと小さい出力で大きなタンクがついてますから。
ファンヒーターのタンクなんか、KSの半分くらいの出力で7Lとかありますからね。
構造上の問題もあります。
どこへでも持っていける使い勝手の良さへの影響もあります。
致し方ない部分はあるのですが、もう少しなんとかメーカーに改善を望みたいところです。
これについての口コミは次の「低評価の口コミ」でも例を挙げます。
低評価の口コミ
とんでもなく燃費が悪い印象です。
6リットルいっぱいまで入れて、もつのは8時間くらいかな?
ただし、暖かさについては最高です。
文句なし。
天板にアルミホイルを敷いて焼き芋が楽しめます。
温かさについては抜群で、十分満足のいくものです。
ただ、燃料タンクが取り外せないので、ポリタンクを持ってくるか、ストーブをまるごと持ってポリタンクのある所まで給油しに行くかのどちらか。
それが大きなデメリットでした。
どちらにしても、重い。
燃費も悪いと思います。
燃費が悪いですよ。
なので部屋が暖まったら消すようにしてますが、それでも灯油の消費量が半端ない。
12畳の部屋がすぐに暑いくらいまで暖まります。
その点は満足してます。
災害等による停電時用に、石油ストーブを・・・
と購入したのですが、使ってみると灯油の消費するスピードがとても早い。
タンク容量が大きいので、長時間使えるかと思っていたのですが、すぐに空になる印象です。
4~5時間で灯油を使い切っているように感じるほど。
あまりに早く灯油がなくなるので、普段使うのは面倒。
緊急時にしか使えない。
ストーブの能力や機能にあまり関係ない意味のないものを除くと不満の大半は
” 燃料消費が早い ”に集約されるようです。
他に、温まらない、臭い等が少数あります。
6.3Lというタンク容量はこの出力を得るのにはちょっと小さいのは前述した通り確かだと思います。
ですが10Lとか12Lとかやると総重量が軽く20㎏を超え、男性でも持ち運べるけどちょっと・・・
となる訳です。
じゃ灯油を節約して燃焼時間伸ばすには?
「一旦消して、またつける」
のが最適ではないでしょうか?
ストーブつけたり消したりというと、反射型ストーブのその際のあの臭いを思い浮かべるかも知れません。
気分が悪くなったり、敏感な方は頭が痛くなったり・・・・
ですが反射型と対流型はちょっと違います。
バーナーの炎の周りのパーツの中途半端な温度によって不完全燃焼をおこす燃料が臭いの元になっている場合
が多いのですが、対流型はその発生量が反射型より大幅に減ります。
もともと対流型は臭いが少ないストーブなんです。
そのうえKS-67Hには臭い対策として未燃ガスを燃やしきる臭いセーブ機能を持たせています。
急激に消してしまうとだめですが、普通につまみ操作だけで消火すれば全然違いますよ。
限られたコストでできる対策を取っています。
臭いはデリケートな問題です。
受け取る人によってそのレベルはまちまち。
いくらメカニズムを考慮しても、仕組みを作っても誰もがまったく臭いを感じない訳にはいかないと思います。
でも、実用に耐えるレベルまで持っていけたら、その仕組みをうまく使って、臭いだけではないメリットにし
ていくのが正解だと思います。
KS-67Hの適用サイズや燃焼時間、知っておくべきこと!
適用空間サイズや給油、ニオイの問題など、うまく使うために知っておくべきことがあります。
単なるイメージとか、口コミの評価点だけから選ぶと思わぬ失敗もありえます。
ここで、知っておくべきことを簡単にまとめておきます。
まずは・・・・
KS-67Hの基本仕様/能力
KS-67Hの基本的な能力は以下の通りです。
・本体サイズ(置台を含む):高さ58.3×幅48.2×奥行48.2cm
・本体重量:11Kg(灯油なし、タンク満タン+電池で17.55㎏!)
・電源:単2形乾電池×4本 ※乾電池は別売
・保証期間:1年
・原産国:日本(純国産のストーブです!)
・暖房出力:6.66kW
ポータブルの国産対流型ストーブとしては最大級の出力です。
・暖房のめやす:コンクリート24畳/木造17畳まで
・灯油タンク容量:6.3L
・燃焼時間:9.7時間、燃料消費量(0.647L/H)
最適な使用空間とは?
部屋サイズとしては目安に沿ったサイズがちょうどいいのが前提です。
が、最近の住宅は気密性も断熱性も高い。
ややオーバーサイズの空間でも十分対応できる場合が多くなっています。
倉庫や車庫などの構造が簡単で居住性があまり考慮されてない場所や、吹き抜けなど
高さがある空間の場合は畳数があまり大幅にオーバーしないよう考慮した方がいいで
しょう。
空間のサイズとともに大事なのはストーブの置き場所です。
対流型ストーブはその名の通り、温める空間の空気を循環させて全体を温めます。
なので、なるべく部屋の真ん中に近い場所に置く方が効率よく温まります。
入手の際、ストーブをどこに置くのか?を考慮しておくことは意外と大事です。
ぎりぎりの壁際なんかは設置に不向きですが、真ん中は無理かな?という場合も、
サーキュレーターなど併用してやればまんべんなく温まります。
燃料の節約にもなっていいですよ。
燃料消費を大きく悪化させるのは、
- 使用する空間サイズや環境が能力と合っていない
- 空気の流れる効率が悪い
-
可能性が高いと思います。
最大能力で燃やす時間が増えれば増えるほど、燃焼時間の目安9.7時間はどんどん
削られてしまいます。
ニオイについて
芯に火をつけて燃やす石油ストーブは、点火、消火時どうしても不完全燃焼して
しまうので、ゼロに!というのは無理があると思います。
エアコンやオイルヒーターなどと比較されたら、正直どうしようもありません。
ニオイの問題をかき消すほど暖かさに優れているから、多くの方が使っている
訳ですが、敏感な方は避けた方がいいかも・・・。
対流型の場合、問題になるのは特に消化時のニオイですが、少し時間をかけて
消していけば、かなりニオイが抑えられることは分かっています。
経験上そうなのですが、ガチャッと一気に消す緊急消火を普段いつも使ってる
人って多いんですよ。
メーカーもそれは十分分かってて、通常消火の場合はゆっくり火を落とす
臭いセーブ消火するようにしています。
極力急いで消さないことが臭い対策としては一番有効だと思います。
給油しにくい弱点を克服するポンプはこれ!
KSに限らず、対流型のストーブは燃料タンクを外すことができません。
灯油タンクを持ってくるか、ストーブをタンク側まで持っていくか・・・になります。
給油時は消火しないといけませんが、とはいえ天面の熱くなったストーブを運ぶよりはタンクを運んで来る方が現実的だし、安全だと思います。
ただ、タンクは18Lや20Lはあるでしょうし、置き場所によってはそう簡単に動かせないかも知れません。
中身がたっぷりだと2階とかだと持って上がること自体が無理なことも・・・。
そんなときはよぶんに20Lのポリタンクを用意して10L入れて使えばいいと思います。
移動給油用のポリタンクにするのです。
スペース的には10Lと20Lって大差ないですから。
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このポンプ、手動ですが高いな・・・と思うかも知れません。
が、一度使うと必需品になるでしょう。
ホースの先にガングリップのバルブがついてて、入れたいとこギリギリまでこぼさず注げます。
私自身が長年使い続けてて、家のポリタンクにはすべてこれがついています。
2年保証がついてますが、もう12年以上、全く問題なく使い続けている優れもの。
トヨトミKS-67Hの大手通販最安値はここ!
付属品や便利グッズの事を考えると、本体のみの価格でなく、品揃えの多さで選んだ方がいいと思います。
大手通販のアマゾン、楽天市場、ヤフーショッピングで最安値を調べてみました。
もちろん価格は変動します。
入手したい時の最新情報は必ず確認しておいて下さいね。
各々の価格は2020年9月初旬のものです。
価格はホワイトモデルで比べています。
アマゾン:22500円
楽天市場:23980円
ヤフー :23789円
時期的に仕方がないかも知れませんが、少し価格は上がり気味です。
この3つに大きな価格差はないようです。
メーカーの希望小売価格は27800円(税抜)
メーカーの直販サイトではもう販売されていません。
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ますので、ポイント等の購入に有利なところを選べばOKだと思います。
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