やきたてのような、もっとおいしいトーストを自宅で手軽に食べたい!!
というややワガママな希望を持つ方に!

バルミューダとシャープしかいない価格帯に新しいトースターが切り込んできました。
トースターだけどオーブンと名がつけられています。

三菱電機「ブレッドオーブン」TO-ST1-T

アマゾンの最安値価格で比べてみると・・・(2019年7月現在)

バルミューダ「ザ・トースター」:2万2380円
シャープ「ヘルシオグリエ」:2万0108円
三菱電機「ブレッドオーブン」:2万9455円

ブレッドオーブンが頭ひとつ抜けていますが、4~5000円代が中心のトースターの価格として考えると、
ほぼ横並び。
ただ、その商品仕様についてはバルミューダやシャープとは差があります。

バルミューダとシャープは基本仕様はほぼ同じ。
加熱方法や温度管理能力の違いを考えなければ、このブレッドオーブンの構造はその他のトースター
すべてに対して差があると思っていいでしょう。

この仕様の差による仕上がりと、価格にコスパを感じることができれば、とても満足度の高い買い物に
なるはずです。

大手通販の価格を比較!最安値は?

ブレッドオーブンの現在(2019年7月)の価格について、大手通販の価格を比較してみましょう。

アマゾン     :2万9455円
楽天市場     :3万0852円
ヤフーショッピング:3万0380円

参考までに、価格コムの最安値は2万9150円です。

入手する時は、その時点での最新価格チェックは必須ですが、現在は大手通販ではアマゾンが最も安価
になっています。
その差はわずかで、ポイント等の条件によって最安値は変わってきます。

少し時間が立てば、また状況は変動してくると思いますが、予約になっている店舗も多く見られ、

これは!!

と思ったら入手は早めの方がいいと思います。

ブレッドオーブンの特徴的な仕様

バルミューダやシャープとは大きく異なる仕様がブレッドオーブンの特徴でもあり魅力でもあります。
それだけに、自分の使い方、自分の目的に合っていなければいけません。

まず、押さえて置くべき点は
バルミューダもシャープも2枚まで焼けますが、ブレッドオーブンはたった1枚焼き!
通常の食パンサイズで、ですよ。

家族が大勢いたんじゃとても朝の喧騒の中、役立たない。
基本的には一人暮らし向けと割り切ってしまっています。

そのぶん ”いいパン焼きます!!” という訳です。

トースト1枚の密封構造

三菱電機ではこれをあくまでトースターではなくオーブンと名付けており、それもまた一つの思い入れ
なのかもしれません。

画像を見ればわかりますが、窓がありません。
トーストを焼いている状態(途中経過)が全く見えない構造になっているんです。
他のトースターにはない、ブレッドオーブンだけの構造。

非常に狭い空間に密封かつプレート型ヒーター(これも他にはない)で上下からはさみ、ほとんどムラのない加熱が可能。
一部だけ焦げたりしないし、網目状の焦げ跡もつきません。
おかげで熱効率もよく、1300~1400W が当たり前になっている中で、930W。

密封だからこそ水蒸気を逃さず、焼き上がるパンに閉じ込めることが可能。
なので水蒸気加熱のために水を追加する必要なく同じ効果が出せる。

中のフワフワ具合は想像するのが楽しくなるほど抜群の仕上がりになるでしょう。

メーカーによると、これも、出来上がって開いた瞬間の香りや見た目の演出ということらしい。
だから、テーブルの上に置いて使えるようサイズもできるだけコンパクトにしています。


大きさ感がわかりますか?
キレイに仕上がってさえいれば、これも楽しいものと思います。
任せきりにして、仕上がりは楽しむ。

けど、賛否はあるかも知れませんね。

目分量で、その時の気分や好みでこのへんで・・・ということはできないので。
ただ、追加加熱ボタンがあり、焼き具合が足りない時は調整できるようになっています。

操作はたった4つの押しボタンで実に簡単

電源ボタンは別にして、焼き加減を調整できるのは押ボタンで3つ。
操作パネル画像は以下の通り。

 ・調理選択:常温、冷凍、トッピング、フレンチ
 ・厚さ選択:4,5,6,8,枚切
 ・焼き色選択:基本的には5段階
通常、設定はこの3つでOK。
更に焼きたい時だけ焼き色選択ボタンで延長が選べます。

それぞれ押ボタンで選択するだけ。

調理選択時の種類によって、調整できる幅が多少違ったりもしますが、ほぼ自動焼きですね。

仕上がりを安定させるには、好みに合わせた最低限の調整はいりますが、基本的に自動でできる方が便利。

特に何枚かを連続で焼いたり、違う調理内容で続けて焼いたりする時など、断然自動の方が簡単でキレイに焼けます。
手間も時間も節約できます。

そもそも一人暮らしを狙った仕様です。
設定さえしておけば、焼いている時間は飲み物の用意や簡単な身支度などに効率的に使えます。
どのくらい量が欲しいか・・も、自分のことなら分かりますしね。

通常のトーストなら、焼き時間の目安は2~3分。
冷凍保存したもので3~5分が目安です。

一人暮らしがターゲット!と書きましたが、この時間だったら共働きの夫婦ふたりだけなんかだったら十分対応できるようにも思います。

とても簡単なお手入れ

トースターって、使うほどにかなり汚れてくるもの・・・でした。
いろんなものが庫内にガッチリこびりつくし、底にも溜まり放題。

前面扉のガラス面にも、パンくずが貼り付き、中が見えにくくなるほど。

という経験のある方は多いと思います。

そんなかつてのトースターからすると、ブレッドオーブンは劇的にお手入れが楽です。
小さなホットプレートの表面を拭き取るだけ。

きれい好きな方にとっては、使うほどに派手に汚れていくトースターは気になる存在だったと思います。
気になっても掃除しやすい訳でもないし・・・・

そんな人のために、全面扉が取り外して丸洗いできる!なんてモデルもありました。
(今でもあります)

ブレッドオーブンはヒーターになっている上下のプレート面を拭き取るだけ。
その部分しかほぼ汚れないので、実に簡単です。

キレイに使えることも大きなポイントでしょう。
ただ、口コミからこんな事例が見られ、これは注意しないと・・・ですね。

四枚切りでもフレンチトーストモードを選べるのですが、膨らみすぎて上のヒーターに接触し焦げ、周囲に汁も漏れました。分解洗浄できないため、拭き取るのが大変でした。

調理に失敗してあふれさせてしまうことがあるのですね。
こうした失敗事例は、参考にしましょう。

ブレッドオーブンの口コミ評価を見てみたら・・・

新しい商品ではありますが、大手通販でも扱ってますし、話題性もあってか以外にレビュー数はたくさんあります。

アマゾンを中心に、いくつか口コミレビューを紹介します。
必要に応じて考察したいと思います。

アマゾンだけの5段階評価では4.5/5.0となっており、★2つ以下は一人もいないことからも、非常に評価は高いと言えます。
この商品仕様にピンときた人にとってはもちろん、おっかなびっくりで購入した人にとっても、満足できるものになっているのではないでしょうか。

紹介する個々のレビューは評価の良し悪しに関係なく、参考にする意味のある、紹介する価値のあるものを選びます。
また、著作権の問題があり、内容は変えませんが表現方法を変えて紹介します。

普通に焼いたらパサパサのはずの冷凍パンの耳まで、ホワホワの柔らかさになります。
単機能、超高性能、高価格、普通のサイズの食パン1枚しか焼けません。
この焼き上がりに価値を感じなければ意味のない商品です。
賛否両論だと思うので、購入者を選ぶ商品です。
ですが、食パンをおいしく食べることにこだわりたいなら価値があります。

普通の大きさの食パンは1枚ずつしか焼けません。
商品を見ればすぐわかることですが、1番知っておかないといけないことです。
食卓を共にする家族の人数が増えてくると、ついていけなくなってしまうでしょう。

でも、一度にみんなが集う訳じゃなければ、あまり問題にならないとも考えられるようです。
小さな子供のいる家庭でうまく使えている例を次の口コミで紹介しておきます。

約3万円という価格、1枚しか焼けないというスペックなので、
購入には結構な勇気が要りましたが、結果的に本当に購入して良かったです。
仕上がりは、表面には焼き目はつきますが、内部に水分が多く残っており、全体としてふわふわモチモチという印象です。
パン屋さんの焼きたての食パンを食べている感覚に近いです。
特に1口目のパンの耳の柔らかさには本当にびっくりしました。
これまで耳を残していた子どもも、残さず食べてくれました。
1枚しか焼けないので事前に心配をしていましたが、焼きたての1枚を分けて食べると、食べ終わる頃にもう一枚が焼ける、という使い方ができます。
そうすれば常に焼きたてのおいしさをみんなで楽しめます。

その他にも、家族は多いものの、一同揃って食べるわけではないので、各自が勝手に起きて勝手に食べるので、焼くのが追いつかない問題は特に感じない・・といったレビューもありました。

以下、パンの仕上がりや、コスパについての意見です。

コンビニの食パンを使ってトーストとフレンチトーストを作ってみました。
まず、トーストは経験したことのない食感と味に本当にびっくり。
特に驚くのはパンの耳で、境目が分からないほどフワフワになります。
焼きたてパンをすぐにトーストにしたような感じです。
バターやジャムも不要と思うほどおいしくなります。

トースターとしては値段は張りますが正直おどろきの性能です。
冷凍パンもサクサクフワフワになり、トースターの概念が一変しました。
1枚用ですが、本当においしい、すごい1枚になります。
フレンチトーストも作れます。
見た目もお洒落なデザインです!
食パン1枚にこだわりを持って楽しむ時代が一般家庭にきたということでしょうか。
オープン価格で約3万円の値段の価値は十分にあると思います。

冷凍したパンでも、焼き立ての味わいになると考えると、長期保存しても味を落とさず食べられることになります。
遠方まで出向いて買った高級食パンなども、マイペースで食べられますね。
そう考えると、コスパはとても高くなると思います。

比較的評価の低い意見も紹介しましょう。

調理選択には「常温 冷凍 トッピング フレンチトースト」と4種類の設定がありますが、トッピングは常温保存のパンしか使えず、冷凍食パンを「トッピング」の設定で焼けないのは残念です。
常温パンの焼き具合は、表面はサクサク中はモッチリ、特に耳が柔らかかったのには驚きました。
トッピングの焼き具合も絶妙で、材料にマヨネーズと卵を使いましたが、カットしたら卵がトロリ出てきてとても美味しそうでした。
調理が楽で、忙しい一人暮らしの朝には大変便利です。
1枚ずつしか焼けないので3人以上の家庭だと時間的に厳しいかもしれません。
休日等なら大丈夫だと思います。
とてもいい商品ですが、約3万円という価格は正直少し高いかな?と思ってしまいます。

トーストは枚数別に設定が出来ますし、蓋を開けると良い色合いです。
特にクルミなど普通ならそんなに温まらない具材までしっかり温まりとても美味しくなりました。
フレンチトーストは5段階の内真ん中の3に設定したにもかかわらず
かなり焦げて、失敗してしまいました。
糖度が高い時は少し低めの設定がいいようです。
さらに使い勝手を良くするために、
焼き加減が見える小窓が欲しい
プレートは取り外して洗えるように
などの希望はあります。
1枚焼くのにおよそ3分かかります。
焼き時間は普通のトースターと変わりませんが、1枚しか入らないので、それがネックになる場合もあると思います。
じっくり使ってみると、色々な魅力のある商品のようです。

価格に関してはやはり引っかかる人は一定数いると思います。
トースターとしては過去最高とも言える価格なので。

しかし、そう思いつつ購入に至り、実際使用してみての仕上がりの満足感は高いようです。
評価の比較的低い意見は、概ねこんな感じで、全体的な満足感は高いけど一点ここが・・・・
みたいな評価が多い印象です。

まとめ

ブレッドオーブン、とても話題性があっていろんなメディアで紹介されています。

気になるのは、「価格高い」「高級」の文字が踊り、こんな高いのになんで?
みたいな論調が多いんですよね。

焼ければいいんでしょ?

みたいな発想で大した技術もこだわりも不要で、原価を下げまくった商品の価格を横並びにして、価格を比べても全く意味がない。

望む機能を実現することを優先して、そのためにコストをかけてみよう!
を、形にしたようなトースター。

不都合もいくつかあるけれど、あえてそれをカバーしないで作った。
それだけに、はまると満足度の高さは他のトースターの追随を許さないレベルになるでしょう。