普通バイクの名前には排気量が数字で入っています。
私の愛車だったインパルスもGSX400FSと排気量が入ってます。
が、GSX-Rには、その数字がなかったのですよ。
GSX-Rと言えば400ccだったのです。
そう!
あのグンと秀吉が鈴鹿4耐で優勝したモデル。
中型峠小僧憧れだったモデル。
今やSUZUKIのスーパースポーツの代名詞GSX-Rの象徴的存在だったのは400ccだったってのが、当時の中型クラスの盛り上がりを表してます。
あの頃(GSX-Rの発売は1984年)400ccのスポーツバイクに散々乗ることができたのは、本当にラッキーだったと今更ながら思います。
その出会いは、実に偶然。
高速道路(たぶん東名だったはず…)のサービスエリアでした。
学生時代、ボクは天文の愛好家で、サークル活動もしてました。
大学から学術的活動と認められ、予算もおりてた歴史のあるサークルで、非常にマジメに観測活動やってました。
観測は遠征が多く、頻繁にあちこち行ってました。
大学は東京にありましたが、富士山辺りまでは当たり前。
清里高原なども、思いつきでヒョイと行ってました。
場所や時間帯にもよるのですが、僕は車の免許取るのが遅かったせいもあり、できるところはバイクで参加してました。
遠征の帰り、サービスエリアで休んでた時、同じ大学の友達に出くわします。
バイクに乗ってることは知ってたけど、つるんで走る訳でもなく、確かバイクも小さかったはず….
そいつが、ニヤニヤしながら、
買っちゃった
と、見せてくれたのがGSX-Rだったのです。
おおー!!
これかぁ…..
冒頭の映像のモデルです。
僕以外に2、3人バイクで来てた仲間も、興味津津。
たしか、またがってアクセルをあおってみた。
インパルスとは違う違う。
アクセルの軽さと、回転のつきのよさ。
3000rpmからしか動かない(というか目盛りがない)タコの針のあがりさがりが速い!
ベタ足ついたまま揺すってみても、車体がメチャ軽い!
それだけでこりゃ速いわ・・・と、思いました。
軽く乗ってもいいよと言われたものの、何かあっては!!と、乗り回す事はしませんでした。
今更後悔・・・すごい乗り回してみたかった。
たまーに、中古市場にノーマルにかなり近いGSX-Rを見る事はあるんですね。
今乗ったらどんな感覚なんやろ?
って、乗ってみたい感は今でも満々です。
買ってもいいよ、な~んて言葉は家族からは出ないでしょうけどね。
勿論、入手しても、もうぶっ飛ばすことはできない。
できないけど・・・。