画像はモンディーンにしかない動作をする機械式ムーブメントを使った「ストップ・トゥ・ゴー」
裏蓋です。
あまり注目しないところですよね。
ですが、裏面から見ると本体の質感がとてもよくわかります。
(文字盤の画像は下に掲載しています)

モンディーンはその素性から、ケースサイズが大きくてもOKなデザインなのですが、個人的には
35mmあたりが好みです。
(もちろん、自分の好みで選ぶべきです)
結構数ある中でも気になるのは・・・

  • クラシックデイデイト(36mm径)
  • ミニジャイアントバックライト(35mm径)

の2機種です。

これについては、各々別途下の方で触れます。

素うどんならぬ素時計を地でいける時計はいまや少なくなってしまっています。
やたらと多機能でめったに使わないのにいろんなことができる。
あるいは、まるでジュエリーかのような豪華絢爛なきらびやかさ・・・。
メカに優れた高精度の機械式、ただし目玉が飛び出るほど高価。

そんな中で、逆の指向性を見せているのが「ミニマル」という発想。

これは生活全般に対する考え方で、時計に限ったことではないけれど、この発想が素時計を復活
させつつあることを個人的には歓迎したいと思っています。
(多機能はスマホでもう十分・・・)

この小さなブログに辿り着いた方も、腕時計にはミニマル指向があるのだと思います。
どこかで、この抜群に目につく文字盤と「モンディーン」の名前が目に入ったのでしょう。
(あるいは最初から知ってても不思議はないのですが)

しかも・・・
個人のブログを見てみようと思ったからには、初めてこの時計を検討している方と想像します。
なので、そこを前提に話しましょう。
(そうでなくても、読んで頂ければ嬉しいですが)

バリエーションがさほど多い訳ではないですが、どれがいいかな・・・?
となった時に、”こういうのがあるよ” ” 知っといてね” 的なニュアンスで受け止めて頂けると
いいと思います。

ひと目でそれとわかる!無二と言えるデザイン

ミニマルデザインといえるシンプルさはありますが、決しておとなしく目立たない訳ではなく、その
文字盤は非常に特徴的で見た瞬間この時計だ!!
とわかる自己主張があります。

見る人によっては、まるでマンガみたいな時計だ!と言うかも知れません。
ぶっとい長短針やインデックスはまるで”げじまゆ”に見えるかも。

ですが、この文字盤の見やすさに目を止めたあなたの選眼は確かのようです。

特徴的ではありますが決してわかりにくいどころではなく、地元スイスでは鉄道用の時計として公式に
採用されているほど圧倒的に見やすい文字盤です。

特徴的なだけに、”好み”は出るでしょう。
だから余計に気にいってしまうと、とても満足感の高いものになります。

モンディーン(MONDAINE)といいます。

いかにもモンディーン!!

というこってりしたデザインから、様子の違うすっきりしたものまでいくつかバリエーションがあります。

少し丸っこい、女性にも向く「evo2」や世界でもモンディーンでしかない針の動きの機械式ムーブメント
の「stop2go」、これモンディーン???と思ってしまう「Helvetica」など、魅力あるモデルがあります
が、ここでは最もクラシックなスタイルの文字盤を持つモデルから使い勝手のよい以下の2つを紹介します。

個人的にも非常に気に入っているモデルですが、同じ指向の人は多いようで、世界的に人気の高いモデル
でもあります。

・クラシック デイ デイト 36mm径 重量37g
・ミニジャイアント バックライト 35mm径 ブラック 重量42g

バリエーションは腕時計だけじゃありません。
掛時計や懐中時計もあります。

クラシック デイ デイト


モンディーンのクラシックシリーズは、オリジナルデザインのスイス国鉄時計に最も近いスタイル
で、人気のシリーズです。
文字盤にインデックス以外は何もないモデルが中心ですが、曜日と日付表示ができるデイデイトが
あるのもこのシリーズだけ。

時間の視認性がよければ、あとは余計だ!と思えばクラシックピュアになります。

モンディーンのデザインが好きだけど、利便性のためには曜日も日付も欲しいな・・・
という場合はクラシックデイデイトが一択になります。

私個人的には、このモデルが最も好きです。
使用できるシーンも、文字盤だけ・・よりは確実に広がります。

ミニジャイアント バックライト 35

ジャイアントはオリジナルデザインが生きた文字盤を持つモデルの中では42mmと最大のケース
幅があります。

大きいのは大きいなりにいいし、好きな方も結構いると思います。
が、このデザインがいいけど大きすぎ・・・という場合は35mmのミニジャイアントがあります。
このサイズだと、一気に誰でもはめられるサイズになってきます。
シェアウォッチにしてもいい感じ。

このジャイアントシリーズの使い勝手の上での最大のポイントは、夜間の視認性をもたせていることです。
長針と短針の裏面に蛍光蓄光塗料が塗ってあり、暗がりで針がほんのり明るく浮き上がるように見えます。

普段使う上で夜間にも見えてくれないと困ることはあると思います。
私も、できれば暗くても時間がはっきりわかる方が便利がいい。

デイデイトとどちらの機能を優先的に望むか?によって選ぶ方が変わります。

これもモンディーン?な印象のヘルベティカ「Helvetica」シリーズ

オリジナルデザインに近いものばかりではなく、異なるデザインのシリーズもあります。
ヘルベティカシリーズといいます。
 ・No.1ライト
 ・No.1レギュラー
 ・スペシャル
の3つがありますが、ここで挙げるのはヘルベティカのスタンダード、No.1ライトと
レギュラーです。

スペシャルはメーカーサイトでも説明されていますが、期間限定やデザイナーとのコラボなど、
常時あるモデルではありません。

それだけに、面白かったり、目を引くものがあるのですが、いつ入手できなくなるか分からない
企画品のため省きます。
というと興味は出てきますよね・・・。

ヘルベティカはスタンダードなスタイルのモンディーンと比べやや価格帯が上がります。
比較する時はそこも加味して下さい。

ヘルベティカというと ”あれ??聞いたことあるな?” と思う方もいらっしゃるかも。
そう!フォントの名称ですよね。

文字盤はこのフォントがテーマとしてデザインされています。

フォントにちなんだ、このモデルの製造プロセスを紹介した動画がオフィシャルショップでも
紹介されています。

文字盤画像だけ載せておきます。
まずNo.1ライトを色違いで・・。

 

6時の位置にある窓表示は日にちです。
これもまさしくミニマルデザインで、非常にシンプルです。
クセがなくスッキリしているので、オリジナルモデルデザインとは違って自己主張が少なく、
いつどこではめていても周囲にすんなり馴染んでくれそうです。

続いてヘルベティカNo.1のレギュラーを2種、色・機種違いで・・。

 

ライトに対して、文字盤に時刻の数字表示が増えています。
「セカインドタイムゾーン」という文字盤内にもう一つ別のアナログ時刻表示があるタイプ
や、ケースサイズが小さいタイプは省略されている数字があります。

日にち表示窓口があるのは同じですね。