使ったのはATRエコノミスト155/65R14です。
インドネシア産のタイヤです。
オートウェイのプライベートブランドとして
販売されていました。

尚、現在このタイヤは扱いがありません。
アジアンタイヤの利用検討の際の資料として
お読みいただけるとありがたいです。

装着した車はダイハツタントターボ、初期型です。

約3年半の間、ぼちぼちタイヤローテーションしながら乗り続け、まだ使えるなあ・・・
と思いながら交換しました。

年間走行は大体1万~1万3千km/年程度。
長距離をゆったり乗ることはなく、街中の小刻み移動がメイン。

条件的にはやや厳しい乗り方かも知れません。

購入から使用中、交換に至るまでの感想を述べます。

アジアンタイヤって昔はどうだったか知りませんが、
ちゃんと使えるタイヤであることは身をもって経験しました。

安くタイヤ交換したい!アジアンタイヤの選択へ

基本的にいろいろかかる費用を安くあげたいのは軽自動車の常だと思います。
特にタイヤって消耗品の割に結構高い!

タントターボはホイールサイズが14インチなので、よく安売りになる13インチ用は合わない・・・。

装着した僕のタントも、中古で購入時からヨコハマ、ブリジストン、ピレリーと乗り継ぎ、もっと安
くて使い物になるタイヤはないものかともの色していました。

タイヤというとイエローハッ●とか、オー●バックスに行くのが当たり前だったので、購入前当時アジ
アンタイヤについてはほとんど知識はありませんでした。

ブリジストンやヨコハマ等のタイヤ専門のとこもありますが、高い!という印象が強くて行く気にな
りませんでした。

実際は違うのかも・・・。

しかし、ナンカンやネクセンなどのよく知らないタイヤの銘柄をネットで目にするようになり、その
タイヤとは思えない価格に吸い寄せられ、通販でそれらを扱うオートウェイにたどり着くことになり
ます。

ナンカンとか今ではホームセンターのガレージサービスなんかでも普通に扱っている銘柄ですよね。

手順などは僕が購入した頃とはだいぶ違ってきているので、その流れを詳細に説明はしません。
でも、何も知らなくても、オートウェイサイト内をいじっていれば、あまり迷うことなく購入できる!

まずは自分の車に履いてるタイヤサイズを確認してから、検索です。

すぐ検索したいときは
こちらをクリック↓


ATRエコノミスト155/65R14を選ぶ!

選んだのはエコノミスト。
オートウェイが自社ブランドとして売り出してたタイヤでしたし、1番安い訳でもなく、少し安心感が
ありました。
(と言っても安かったですよ、国産や海外有名ブランドと比べると大幅に・・・)

デザインがよかったのも気に入りました。
リムガードがついたタイプで側面に立体的なボリュウム感が
あります。

このリムガードに目が止まる方、多いみたい。

僕の購入時は2000円/本だったと思います。
価格は在庫状況で変わるのでしょうか・・・。
安いながらも結構価格の変動はあるみたい。

僕の購入した当時は送料500円/本でしたので、送料込み10000円/4本となります。
その後すぐに1000円/本になりましたけど・・・。

現在は提携のタイヤ取り付け業者に直接送付して交換してもらう方法がありますので、手間から考え
てもその方が良さそうです。
取り付け業者からタイヤの発注までできるとこもあるようですし。

自宅にタイヤ4本送付してもらうと、そのボリュウムにびっくりします。
見慣れてるつもりでいても。

また、取り付けの際、それを車に積み込んで整備工場に持ってかないといけませんし、それまでは
屋内で保管しないといけません。
住んでる所にもよりますが、案外手こずるかも知れません。

取り付けってどうする?

基本的に自分で取り付けはできるわけないので、取り付け業者を探さないといけません。

タイヤ販売をメインにしているとこでも、持ち込みOKの業者がありますが、なんだかんだ上乗せが
かかり、交換だけで10000円近く、あるいは超えたりもします。

交換工賃(+バランス調整)+廃タイヤ処理+バルブ交換が本数分(つまり4倍)かかります。
大抵はそれぞれ項目ごとにはっきり価格表示されてますが、そうでない時はきちんと確認しましょう。

私の場合は車検にタイミングをあわせ、貰い物のタイヤと言って知り合いの整備工場に頼んだら全部
込み6000円で受けてくれたので、そこで交換しました。

16000円でタイヤが新品になった訳です。
運が良かったとも言えます。

行きつけの整備工場があれば、聞いてみるのも手かと・・・。

通常は提携の業者をHPから検索してみることが先決です。
案外近くのスタンドなどが提携先だったりするかも知れません。

そうした取り付け業者の検索もオートウェイのサイトからできますよ。

交換してくれた担当メカに聞いてみましたが、気にしていたバランスが取りにくいとかいった問題は
特になかったようでした。

タイヤの成形ムラが大きいとバランスがめちゃ取りにくくなったりします。
昔のアジアンタイヤはこれが多かったようなのですが、全く大丈夫でしたよ。

アジアンタイヤに実際乗って運転した感じはこう!

1つ前に乗ってたピレリーはスポーツタイプで、割と硬めのカチッとした乗り味でした。
その後なので、国産のエコタイヤからの乗り換えなどとはちょっと印象が違うかもしれません。
そこは含めて読んでいただけると幸いです。

取り付け1年目

直線を走るぶんには、タイヤが新しいせいもあって、静かでしかも柔らかい(いい意味で)印象。
妙なフワつきもなく、安定感を損なう印象は全くなし。

最初に?と思ったのは、鉄道沿いの道から左折で踏切を横切ろうと、乗り入れた際でした。
わずかにですが、ヌルっとしたような感じで右へずれるような印象がありました。

柔らかさから来る腰砕け感というか、未舗装路でハンドルを切りながら水たまりに入ったようなとい
うか、言い方が難しいですがそんな感じ。

ただし、不安感を伴うようなものではありません。
こういうのが、レビューでよく見るアジアンタイヤはちょっとヤワだという意味か?と
むしろその感覚がちょっとおもしろかった。

このヌルつき感は最初だけで、すぐに気にならなくなりました。

これが距離が伸びてくると、印象がやや変わってくるのです。

取り付けてしばらく経ってから

最初の違和感が消えてしまうと、特に気になる状況はなく、強い印象を持つことはない、印象が述べ
にくい期間です。

何も問題もなく、何も気にせず乗ってられる、1番いい状態だったと思います。

ただ、このタイヤ、ホント減りが少い。

減るのは減ります。
そりゃそうなんですがタイヤローテした時に前後差があまりないのに気づき、ちょっとびっくりしま
した。

タントはFFだし、前が減るのは当然ながら、これまでは私の乗り方もあってかとにかく大差で減るの
で、同じような減り方かと思っていたら、予想外。

でも、だからといってタイヤそのものの硬さを感じるような、ハネたり、突き上げたりなどの感じは
持ちませんでした。

交換に至るまで

なんとなく感じが変わってきたのが、最初の車検を過ぎてから。
車検時も、点検担当からは溝は全く問題ないと言われる。

走り方は変わるはずもないが、相変わらず溝の減りは少ない。
しかし、2年を超え気になるようになり、スタンドなどでもよくタイヤを触るようになってました。

この辺から、交換当初感じた柔らかさが消え、ヤワどころかむしろちょっと硬めの印象が強くなり始めていた。
路面のギャップを越える時や、段差を突っ切るような時に、突き上げ感を感じていました。
グリップ感については、大差なし。
何か数値的な測定をしていたら、違いが出ていたのかもしれませんが、体感的には全く。

ウエット路面やペイントでも、特に滑りやすくなった感じはありませんでした。

使い始めて3年を超えたあたりで、タントの左リヤから異音が出始めました。
異音は最初は窓を閉めていたら気づかないほどだったのにどんどん大きくなり、数ヶ月したら、そこそこスピードが出ると車室内にワンワン響くように。

サイドウォールのひび割れも気になり始めていましたし。
明らかに目に見える溝と違って、ひび割れは程度がよく分からず実に不気味・・・。
別に問題なくても、高速とか乗りたくなくなります。

僕はそれをタイヤが原因のロードノイズと勘違いしました。
間違いだったんですけどね。

それで、先にタイヤの交換をしてしまいました。

エコノミストの後に履いたのはブリジストン。
在庫処分だったのか、価格が安く、そもそも異音であわてていたせいか交換しました。

原因はタイヤではなかったので、音は収まらず、結局整備工場に持ち込むことに。
タイヤとは関係ありませんが、異音はリアのホイールベアリングの劣化でした。
距離が10万Kmを越えてくると、よく出るトラブルなのだそうです。

その時、メカニックの人が言うには、
”アジアン系のタイヤは使い込むとゴム質が固くなりやすくて乗り味が固くなるでしょ。
だから溝はなかなか減らないでしょ?”

って、まさしくその通りでした。

もっとも、アジアン系全体がそうなのかは私は分からないのですが。
エコノミストしか履いてないので。

もっと履いてられた!
と思ってます。

まとめ

タイヤの費用を安くあげたい・・・
という思いは強いものの、タイヤは命を乗せるパーツ。

価格を問わず最低限の確実な安心が必要です。

品質や供給体制のレベル向上、地道な告知活動による認知度の向上。
また、アジアンタイヤの性能や価格体系と消費者ニーズとの一致。

努力してきたこれらの事が功を奏し、利用者はどんどん増えています。

ユーザーが増えれば問題も起き、それがその解決のいいきっかけにもなっていきます。

まだタイヤ自体のレベルが低かった当時から、これは繰り返されて来たはず。
そうでなければ、売れるようにもならない。

世界的に見ると、アジアンタイヤの進出は著しいものがあり、日本では知名度がなくても海外の有名なレースなどで使われているようなブランドが多い。

国産の機能性が高いことは誰もが認めてること。
その信頼感は絶大!・・・でしょ?

それはそれで価値のあるものなのですが、国産神話に惑わされず、ニーズに合わせてきちんと選ぶ。

その対象にアジアンタイヤは今以上にどんどん入って来て欲しいと思います。
私も多分、また履くと思います。

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